この画像は、人口呼吸器をつけているため、声が出ない父のために
母が作った文字盤です。
ここに「あいうえお」のひらがな、50音とよく使う言葉が書いてあります。
本業(会社員)、子ども(男子2人)の世話、家事など
毎日のミッションに加えて、副業の世界征服作戦(ブログ)が加わり
もともと時間がないうえに、さらに時間がなくなります。
時間管理は、世界の働くママたちの共通の悩みです。
私も、子どもが保育園時代は、朝の出勤前の支度の時、
「千手観音」になりたいと思いました。
千手観音様のように千の手で同時にいろんな用事を片付けてしまいたいと
罰当たりにも考えずにはいられなかったのです。
父の病気
父は80歳。一昨年に肺がんの手術のために入院しました。
肺がんの治療は無事に終わったのですが、術後、回復が全く進まず、
自宅退院は難しい状態であるため、そのまま病院をいくつか転院しました。
そのうちに、医師から、父がある難病を発症している可能性があるとの
お話がありました。
その病気は進行性で、排尿障害、起立性低血圧、ふらつきなどの症状があり
発症から6~10年で日常生活が困難になることが多いと
いわれています。これらの症状は言われてみれば、肺がんで入院する
もっとずっと前、数年前から父の体に表れていた異変でした。
父との残された時間
2025年、6月、父が難病であることが確定診断されました。
父との時間は、多くは残されていないようです。
夫は昨年、母をすい臓がんで亡くしていましたので
後から、後悔しないように、父と過ごす時間を大切にするように言います。
私は副業を始めるまでは、父の病院に毎週、面会に行っていました。
でも、自分のやりたいことが生まれてしまい、時間のやりくりが
非常に難しくなってしまいました。
きっと世の中には私と同じような悩みを抱えながら
生きている人がたくさんいるのでしょう。
いや、もっと大変な人たちが、もっともっと、いるんだろうなぁ。
私の残された時間
父の患った難病は、最終的には「自分で動くことが、非常に難しくなる」
という病気です。
私は父の難病について、医師から説明を受けているときに
父のことが心配であることと同時に
「自分にも遺伝して、発症する可能性があるのか?
子どもたちにも遺伝して発症する可能性があるのか??」と
親不孝にも、自分の心配をしていました。
今のところ、この難病はまだ不明である部分が多く
遺伝についても、遺伝するのか、しないのかは
よくわからないそうです。
父は今のところは、ベッド上で、腕や手、首、頭を動かして
文字盤で私たちと話をすることができます。
首に穴を開けて人工呼吸器をつないでいるので、声を出せないのです。
でも、病気が進行すれば、来年、来月、来週は今のように
体が動く保証はどこにもありません。
そんな父は、きっと今、ベッドの上で「歩いて好きな場所へ移動できた時間」を
狂おしいほどに懐かしみ、また尊いものに感じていることでしょう。
じゃあ、私が今、とりあえずは健康で、
(いろいろ年相応に故障している場所はあるけど)好きな場所へ移動できたり
いろんなことができる「今」は、私にとって、とてつもなく貴重なのではないでしょうか。
結論
結論
自分がやりたいことをやる。
父に会いに行くのは、週1回から2週間に1回に変更する。
これが正解なのかどうか、後から、自分が後悔するのかどうかはわかりません。
結局、自分に都合の良い結論なのかもしれません。
でも、世界征服チャレンジは、私の人生で、貴重な機会です。
迷う気持ちは、あるけれど、自分の結論を背負って、前に進まなければ・・・
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